介護業界における会議

昨日は17:30から始まった会議が19:00頃までかかり、さすがに疲労度は極限である。しかも、会議後、もう一件訪問が残っている。 会議は、社内の会議でなく、ご利用者に関する問題点と対策。神経系疾患のため、在宅ご希望で、訪問看護、リハビリ、訪問介護、往診医など多くの事業所やスタッフが関わっている。こういう会議は通常ご本人とご家族を交えて行うが、今回はケアマネさん等の意向もあり、ケア関係者だけで意見交換。ある事業所からご本人の最近のADL低下によりケア時間がかかりすぎる、との問題提起。訪問頻度も多く、ヘルパーの負担も多く次の訪問先へも間に合わない。ケアマネさんからは、限度額を軽くオーバーしており、自費負担いただいている状態という。ショートステイは本人嫌がっている。ご家族は遠方在住のため、実態がわかっていないことも問題、等々1時間半くらい延々と議論。 結局、口頭だけでご家族に説明しても結論は出ないので、比較表や文書に纏めて提示し、問題の重大性に気づいてもらう方向で一応会議を終えた。 国の方針に基づく地域連携の一こまであるが、この業界、責任者になればなるほど会議が多い。私のように責任者と現場の介護も兼ねていると結構大変だ。こういう会議は法律で開催を義務付けられているので、ケアマネさんをはじめ、各事業者も積極的である。運営はケアマネさんにより、15分で終わることもあれば、延々と議論する場合もある。一人のご利用者についてみれば、介護保険の更新時や目標変更、ケアプラン変更の時は必ず実施される。会議でのケアプランに基づき、各事業者は独自に訪問介護計画を作成し、ご利用者の同意を取り付ける。これら書類がないとサービスはできない事になっている。